実際の経験なしには、人間はけっしてわたしを知るようにならない。また、わたしの言葉によってわたしを知るようにもなれない。しかし、今日わたしは、自らあなたがたの間を訪れている。これで、わたしのことがわかりやすくなるのではないか。わたしの
受肉はあなたがたにとっての救い
でもあるのではないか。もしわたしが自ら人間の中に来ることがなければ、全人類はとうにもろもろの観念に満たされていただろう。つまり、サタンのものになっていただろうということである。あなたの信じるものは、サタンの姿でしかなく、神自身とは何らの関わりもないからだ。これはわたしによる
救いではないのか。
『言葉は肉において現れる』より